第26回近畿くすのき会総会は10月29日(土)、大阪第一ホテル (通称大阪マルビル)6階モナークにて開催しました。今総会も昨年に引き続き、参加人数を制限、消毒、換気の徹底を心掛けるなど、コロナ対策を十分に講じたうえで開催されました。来賓として樟樹会本部より妹尾次郎会長(昭和55年卒)、本校から願成寺優校長(昭和56年卒)にご出席をいただき、総勢45名を超える同窓会となりました。参加した会員は久しぶりの再会に喜びをかみしめ、旧交を温めました。 総会は加藤明美副幹事長(昭和55年卒)が司会を務め、曽我浩会長(昭和52年卒)の開会の辞で開幕しました。曽我会長は新体制から1年、コロナ禍で会員相互の交流が思うように進められない中、今年度から立ち上げた「愛媛美食探訪クラブ」(仮称)やメルマガで会の状況を定期的に配信し始めたことを報告し、会員の参加を呼び掛けました。長年会場となっている第一ホテルが来春解体されるため、開催が今回で最後になることにも触れ、会を代表してホテル側に感謝の気持ちを伝えました。 続いて、妹尾樟樹会会長、新居浜西高校の願成寺校長が来賓のご祝辞を述べられました。妹尾会長は、コロナ禍の影響を受けていた新居浜太鼓祭りが3年ぶりに開催されたことを報告。また西高最大のトピックスとして、同窓生の高瀬隼子さんが芥川賞作家となったことを紹介、高瀬さんに続く芥川賞作家の輩出を強く希望されました。 願成寺校長は、現在の校舎や生徒の様子、国公立大学、有名私学への進学状況や部活動の全国大会への出場、文化祭、運動会の年間行事など、母校の現状を詳細にご報告いただきました。 議事では岡本一馬幹事長(昭和43年卒)から、①会則改定の件、②役員改選の件、③令和3年度事業報告、③令和3年度決算報告及び監査報告、④令和4年、5年度事業計画の5案件を提案。原田順子常任幹事(昭和49年卒)から会計報告、長澤照子会計監査(昭和33年卒)から会計監査状況が報告され、すべて原案通り承認されました。橋本研副会長(昭和45年卒)の閉会の挨拶で総会を終了しました。 総会に続き、株式会社エイチ・ツー・オー商業開発代表取締役社長の今井康博氏(昭和57年卒)に「愛ある経営、意志ある経営」をテーマに講演して頂きました。今井氏は香川大学法学部を経て、1986年、株式会社阪急百貨店に入社され、社会人選抜制度導入1期生として京都大学大学院法学研究科を修了されました。阪急百貨店では、企画開発室などに所属し、商業施設の出店・リニューアルに携わりました。中国での出店準備に尽力した後、総合スーパーのイズミヤの商業施設及び衣料品販売部門を引き継いだ「エイチ・ツー・オー商業開発」社長に就任し、赤字事業を9カ月で黒字転換させました。これまでのご経験を踏まえ、ますます変化のスピードが速まるこの時代にあって、いかにして組織を率いて社会に貢献する事業を展開していくかについて、1時間半近くお話しいただきました。(講演の要旨は下の『講演要旨』の部分をクリックして下さい。なお「プログラムを開く」と「ファイルを保存する」の選択を指示される場合は「プログラムを開く」を選択して下さい。 ) 『講演要旨』 続く懇親会は、佐々木清一副会長(平成7年卒)の開会の辞と乾杯で始まり、松山樟樹会の加藤弘正会長(昭和52年卒)から来賓挨拶をいただきました。 今回初企画である新居浜太鼓祭りのビデオ放映もあり、会場のあちらこちらからは懐かしむ声が聞かれました。また、メーンイベントの一つである「参加者インタビュー」では、加藤副幹事長が司会、原田常任幹事、佐々木副会長がインタビュアーを務め、各テーブルを一巡し、今年も好評でした。参加された会員の皆様から、初参加のトピックスが紹介され、太鼓祭りビデオの感想やコロナ禍における近況報告、母校への思いが口ぐちに語られ、大いに盛り上がりました。 参加者から寄せられたお土産を景品にした抽選会や西高紹介ビデオの視聴、校歌斉唱もあり、参加の皆様には盛りだくさんのプログラムを満喫していただきました。今回の役員改選で幹事長のバトンを受けた田中良典新幹事長(昭和56年卒)が閉会の辞を述べ、田中新幹事長から指名を受けた白石康平さん(平成5年卒)が総会の感想と本会への今後の期待について話をし、盛会のうちに幕を閉じました。帰りには新居浜の懐かしいお菓子「どらいち」のお土産を手に散会しました。 次回令和5年の総会・懇親会は、10月22日(日)開催を予定しています。