第24回近畿くすのき会総会：（講演：『南極の自然と観測隊の任務』渡辺浩志さん）

　第２４回近畿くすのき会総会は７月６日（土）、大阪第一ホテル（通称大阪マルビル）１階グランプリモにて開催しました。　今年も来賓として樟樹会本部より妹尾次郎会長（昭和５５年卒）、畑田雅敏前会長（同４１年卒）、母校の玉井広志校長、同じく母校の教諭渡辺浩志様の４名の方にご出席をいただき、総勢70名を超える賑やかな同窓会となりました。昨年は、西日本豪雨に見舞われ、鉄道が不通となったため、来賓、講師の渡辺教諭、多くの会員の出席がかなわず、２年ぶりの再会に喜びをかみしめ旧交を温めました。　総会は加藤明美さん（昭和５５年卒）が司会を務め、宮崎素伸副会長(昭和４１年卒)の開会の辞の後、妹尾楠樹会会長、玉井校長が来賓のご祝辞を述べられました。妹尾会長は、昨年の総会で会長職を畑田前会長から引き継がれ、楠樹会の歴史に触れながら、今後、近畿くすのき会など各会とどう協力体制を構築していけるのかを力説されました。玉井校長からは、国公立大学への進学状況や部活動の全国大会出場など、母校の現状を詳細にご報告いただきました。　議事では岡本一馬幹事長（昭和４３年卒）から、①新任役員３名選任の件、②平成30年度事業報告、③平成30年度会計決算報告及び監査報告、④令和元年度事業計画の４案件を提案。原田順子さん（同４９年卒）から会計報告、近藤昭子さん（同３２年卒）から会計監査状況が報告され、すべて原案通り承認され、佐々木清一副幹事長（平成７年卒）の閉会の挨拶で総会を終了しました。　総会に続き、第５７次南極観測隊に参加された渡辺教諭に「南極の自然と観測隊の任務」をテーマに講演して頂きました。昨年に続いて講師依頼をお引き受けいただき、近畿くすのき会としても待望の講演となりました。西条市出身の渡辺教諭は、初任地時代を含め約１０年、新居浜西高校に勤務されています。平成２７年１２月から約４カ月にわたって、南極の昭和基地に滞在され、基地での生活の様子や西高生と結んだ「南極授業」のエピソードを約１時間にわたってしていただきました。南極から持ち帰った氷が会場の各テーブルに配布され、ペットボトルの水を注ぐと、１万年以上も昔に氷に閉じ込められた気泡が勢いよく噴き出し、弾ける音に驚きの声が上がりました。　（講演の要旨は下の『講演要旨』の部分をクリックして下さい。なお「プログラムを開く」と「ファイルを保存する」の選択を指示される場合は「プログラムを開く」を選択して下さい。） 『講演要旨』 　続く懇親会は、再び宮崎副会長の発声による「日本酒による乾杯」で始まりました。今年も、日本酒は日本盛勤務の曽我浩副幹事長（昭和５２年卒）から冷酒をご提供いただきました。樟樹会の畑田前会長による来賓あいさつをいただき、初参加者の紹介を行いました。続いて、前川章子さん（昭和５３年卒）田中良典さん（同５６年卒）篠原慎吾さん（平成１４年卒）らがインタビュアーを務め、新居浜、母校への思いを口ぐちに語る「参加者インタビュー」は盛況でした。　その後有志の方に提供頂きました景品による恒例の抽選会は、佐脇吉記さん（昭和４５年卒）、橋本研さん（同年卒）、原田順子さん、曽我浩さんがコーナーを盛り上げました。加藤幸則名誉会長（昭和２６年卒）撮影のマッターホルンの写真などが注目を浴びました。その後、長澤照子さん（昭和３３年卒）岡本一馬さん、矢野寿さん（同５８年卒）のリードに合わせた校歌斉唱、曽我副幹事長による閉会の辞が述べられ、全国サッカー選手権出場を経験した三宅正剛さん（平成１４年卒）が次回総会での再会を呼び掛け、懇親会は盛会のうちに幕を閉じました。終了後同じ会場で２次会も行われ、帰りには恒例の校章マーク入りの「どら焼き」のお土産を手に散会しました。　今年は、会場内に「新居浜の物産コーナー」が初めて設けられました。お酒のあてにぴったりのえび天、じゃこ天、タルトなど懐かしい味７品が販売され、盛況のうちにほぼ完売することができました。