第28回近畿くすのき会総会は10月26日(土)ホテル京阪京橋グランデ7階「かがやきの間」にて開催されました。近畿圏在住のOB、OGをはじめ、多方面からの参加があり、総勢40名近くのアットホームな総会・懇親会となりました。来賓として樟樹会本部より妹尾次郎会長(昭和55年卒)、今井基博副会長(昭和49年卒)、松山樟樹会から加藤弘正会長(昭和52年卒)、本校から日野右子校長(昭和59年卒)にご出席いただきました。参加した会員は久しぶりの再会に喜びをかみしめ、旧交を温めました。 総会は矢野寿常任幹事(昭和58年卒)が司会を務め、曽我浩会長(昭和52年卒)の開会の辞で開幕しました。 曽我会長は冒頭、今年5月に亡くなられた顧問北脇重康さん(昭和31年卒)のご冥福をお祈りし、参加者全員で黙とうを捧げました。郵便料金の値上げに伴う郵送費の負担軽減のため、総会案内を電子メールに切り替えていく考えを紹介し、一昨年から開始した「愛媛美食探訪クラブ」について、世代を超えた交流の場として参加を呼びかけました。 続いて、妹尾樟樹会会長、日野右子新居浜西高等学校校長が来賓のご祝辞を述べられました。妹尾会長は、同窓会誌の成り立ちとともに表紙の“樟樹”の文字が、(能筆家として知られた)瑞応寺の楢崎一光老師による揮毫であること、建て替えられた一宮神社の鳥居や一宮の杜ミュージアムの紹介、コロナ禍が明け、昨年再開した50年目の卒業式について、来年は昭和50年卒であること、新居浜出身で自閉症の画家・版画家である石村嘉成氏(父親は西高卒業生)の紹介をされました。 今年創立107年目を迎えた西高の日野校長は、昨年度の卒業生が難関大学や国公立大学への良好な進学実績を上げたこと、部活動ではすべての部活動が県大会に出場し、運動部、文化部とも全国大会へ出場したこと、写真部がカンコー学生服主催の「学校制服フォトコンテスト」で最優秀賞を取得したことをご報告されるとともに、少子化に伴うクラス数減少の予定や、卒業生による進路サポート制度としてこの春から開始した、キャリア・コンパスへの協力を呼びかけました。 議事では、入江智美幹事長(昭和58年卒)から、①令和5年度事業報告、②令和5年度会計決算報告及び監査報告、③令和6年度事業計画、④役員改選の4案件を提案され、総会欠席の原田順子常任幹事(昭和49年卒)に代わり会計報告、同じく総会欠席の橋本研会計監査(昭和45年卒)、岡本一馬会計監査(昭和43年卒)に代わり会計監査報告を代読し、すべて原案通り承認されました。佐々木清一副会長(平成7年卒)の閉会の挨拶で総会を終了しました。 総会に続き、四国中央市出身の福田卓郎氏(昭和55年卒)には「作品と故郷と西高と」をテーマに講演いただきました。福田氏は、数々の人気テレビドラマや映画作品のシナリオライターとして活躍しておられます。幼少期から高校、大学時代、映画シナリオデビューに至るまで、またその後の40年近い活動を振り返りながら、1時間余りのご講演をいただきました。(講演の要旨は下の『講演要旨』の部分をクリックして下さい。なお「プログラムを開く」と「ファイルを保存する」の選択を指示される場合は「プログラムを開く」を選択して下さい。 ) 『講演要旨』 続く懇親会は、白石康平常任幹事(平成5年卒)の開会の辞と乾杯で始まり、樟樹会の今井基博副会長と松山樟樹会の加藤弘正会長から来賓挨拶をいただきました。 一昨年からの特別企画、新居浜太鼓祭りのビデオ放映では、笛や太鼓の響きに血が騒ぎ、会場の活気が一層高まりました。また、メインイベントの一つである「参加者インタビュー」では、加藤副幹事長(昭和55年卒)が司会、佐々木清一副会長、白石康平常任幹事がインタビュアーを務め、初参加の方を含む各テーブル代表が、近況報告、新居浜、母校への思いなどを語り、今年も懇親会を盛り上げました。 参加者から寄せられたお土産を景品にした抽選会や西高紹介ビデオの視聴、校歌斉唱もあり、盛りだくさんのプログラムを満喫していただきました。最後は、入江智美幹事長が閉会の辞を述べ、一丁締めにより盛会のうちに幕を閉じ、恒例の校章マーク入りの「どら焼き」をお土産に散会しました。 次回令和7年の総会・懇親会は、11月8日(土)、ホテル京阪京橋グランデでの開催を予定しています。