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同窓会を オアシスに


経済人として百貨店メンズ売り場の広告に登場

聞き手: 2代目の近畿くすのき会会長を引き受けられたきっかけを教えて下さい。 村上: 大和ハウス工業の社長になって、近畿くすのき会総会で講演をさせて頂いたのがきっかけです(平成17年度講演会録参照)。その時同期は殆ど来ていなかったのですが、その後、宮崎さん(現幹事長)はじめ数名の同期生が近畿くすのき会総会に出席されるようになり、ご縁ができました。それ以前に加藤前会長から打診されていたのですが、実はその時既に大学校友会の会長の任も受けており、時間的な制約も多かった為、お引き受けするのは難しいと思っておりました。それでも最終的に会長を引き受けようと決めたのは、彼らに「しっかりサポートをするから引き受けろよ!」と言われた事によるものです。信頼している仲間からの後押しも有り、しっかりサポートしてくれるなら・・・という条件付きでした。 ところがいざスタートして間もなくすると事情が激変し、頼みの幹事の友人達が海外に赴任したり、仕事の関係で来ることができなくなったりしたので、アナログ人間の私は通信一つにも困り大変でした。でも投げ出す訳にはいかない!という思いで新たな仲間の発掘に力を入れ旧友の同期生小西さん、後輩の岡本さんらに協力をお願いし、加藤前会長時代の役員の皆さんにも更なるご尽力を頂いて今に至っております。皆さんには感謝、感謝です。 今では、インターネットも得意な幹事長の宮崎さんが中心となってネットで小まめに幹事の皆さんと情報交換をしてくれており、お陰様で新旧役員の皆さんとの定期会合も和気あいあいとなり、「今後更なる参加会員増強を目指して行こう!」と盛り上がっています。 聞き手: 「創立100周年に総会出席者100人」という目標を掲げていらっしゃるので、少なくとも100周年までは会長をお願いします。 村上: 体力的に少しきつくなってきておりますが(笑)、何とか 頑張りたいとは思っています。只、素晴らしい後輩達が参加してくれていますので今後に期待もしています。 それと言うのも実は現在仕事は卒業したものの、大学校友会の会長としての公務が更に増え、全国だけでなく海外にある同窓会にも参加する等、さながら現役時代同様に東奔西走しています。その合間を縫って大切にしているのが、今迄仕事の為どこにも連れていったことがなかった妻との私の趣味を兼ねた写真旅行です(笑)。そのスケジュールが「近畿くすのき会」の行事とバッティングし皆さんにご迷惑をお掛けしないか・・?と一寸心配する事も時に有るので・・・。 聞き手:近畿くすのき会では、1人も出席した事が無い学年に個人宛のアピールをしたローラー作戦など、出席者を増やす手段として色々行なっておられますが・・・。 村上: 女性陣のアイディアだったローラー作戦は上手くいったと思います。後輩の田中さんが来てくれて、幹事にもなってくれました。新しい仲間が増えそうですね。100人の目標を掲げれば矢張りあらゆる機会を捉えその2倍3倍にしたい、と思って活動するぐらいでないと、人を集めることはできないと思います。近畿くすのき会の課題の1つに卒業年度によって参加者が多かったり、殆どいなかったりの現状があるのですが、そこも何とか打破出来れば・・・と強く思っています。 聞き手: ご自身が同期生と交流されたのはおいくつぐらいからなのですか? 村上: 親しい人は別ですが、それ以外の人とは50歳くらいですね。40歳くらいのときに奈良で同期会があり、高知勤務時代だったのですが出席しました。70人くらい集まりました。その内の10人くらいと年賀状のやり取りをしていて、まとまって会うようになったのは、東京赴任の後、大阪に来てからですね。「あいつが大阪に来たよ。集まろうか」という具合で集まったと思います。東京時代も、4年くらいですが、2~3ヶ月に1回くらい同窓生が集まる気ままな会(一水会)に参加していました。


撮影中の村上氏 写真が趣味です

聞き手: 総会でも、講演者がきっかけでその友人達が出席するようになった例もありますね。 村上: 今年の総会も大物ビジネスリーダーに声をかけています。実現出来ると嬉しいのですが・・・。旗印がいると集まりやすいですから(笑)。 多少目立つ人がいて、世話好きの人がいると、会が出来易いし、活性化もします。それぞれの業界で評価された人、特殊な、また面白い仕事をしている人等、興味の有る人が同窓に居るというのは嬉しいものです。参加者を増やそうとの試みの一つとして先日の幹事会では、少人数の同期会、クラブOB会、茶話会等でも補助金を出してみては、という提案があり、一定の条件クリアで実施が決まりました。 聞き手: 同期会だけでなく、部活の会でも良いのですね? 村上:勿論です。宮崎さんは在学中サッカー部のキャプテンでした。そういった繋がりも大事にしたいですね。 友人の多くも言っていることですし、私も同感なのですが、50歳代になると、自分の将来もある程度見え始め、多少心の余裕も出来るのか、同じ地に暮らし共に学び、遊んだ故郷や母校の事が妙に気になりだすものです。また若い人も自分達だけでなく時には先輩達と触れ合うのも良い刺激になると思うのですが・・・(笑)その繋がりの素晴らしさが分かる集りの一つが近畿くすのき会だと思うのです。小さな輪を広げてみてはどうですか? 全体の総会は「公」なので大きなテーマで動きますが、総会終了後同会場で開いている2次会は「私」です。若い人達にも、そんな私的な会を企画してほしい。そしてお互いに、母校の発展を願い、同窓の結束を確認しましょう。世代間で、自分達のことをPRし合いましょう。そんなオアシスを目指しています。 是非、多くの皆さんの参加をお待ちしています。 (聞き手・文責 伴野)